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確認ガイド

業務の途中に人の判断を挟むための設定を扱います。どこに確認を置き、誰に決めさせ、期限をどうするかを決めるための選択肢と基準です。

確認工程そのものの考え方は人の確認にあります。工程をどう分けるかは設計ガイドで扱います。

画面上の場所がある節では、そこで決めたことをどこで設定・確認するかを終わりに書いてあります。工程の設定は、プロジェクトの画面の上部にある 編集 から開く画面で行います(オーナーだけに出ます)。

確認工程で決まるのは「進めるかどうか」​

確認工程は、業務を次に進めてよいかを人が決める工程です。確認工程に着くと、その実行はいったん止まります。 そのあとは、担当者の決定か、期限を過ぎたときの設定に従って進みます。

Agent の操作そのものを止める仕組みではありません。 確認工程は工程と工程の間に立つので、すでに前の工程で行われた操作は取り消されません。やってほしくない操作があるなら、確認ではなく実行ルールで禁じます(実行ルールガイド)。

確認工程はワークフローのものです。 サイクルには置けません。ただしサイクルでも人の判断は挟めます。挟み方が違うだけで、ワークフローは工程で実行そのものを止め、サイクルは対象ごとに保留してほかの巡回は続けます。サイクルでのやり方は設計ガイドにあります。このガイドで扱うのは、ワークフローの確認工程です。

画面上の場所 編集 > 左の「編集ツール」>「工程追加」>「確認工程」か、中央の図の工程の間の「+」>「確認工程」で追加。設定は中央の図でその工程を選ぶと右に出ます

確認と手作業のどちらか​

確認工程には種類が 2 つあります。その間に人がすることが違います。

  • 確認 (Agent の結果を人が判断する) — 直前の工程の出力を見て、進める・差し戻す・却下するのいずれかを決めます。届いた申請を処理するワークフローなら、Agent が確かめた結果を担当者が見て承認するのがこれです
  • 手作業 (AI は実行せず、人が作業してから進める) — その工程では Agent が動きません。人が自分で作業を終えてから、次へ進めます。社内の別システムへの登録のように、Agent に任せない作業を業務の流れに組み込みたいときに使います

確認依頼の「確認内容」タブには、直前に Agent が動いた工程の、Agent 全員の出力とファイルが並びます(「Agent の要約」と「成果物」)。レーンの合流のすぐあとの確認工程では、各レーンで最後に Agent が動いた工程のぶんが並びます。担当者はそれを見て決めます。成果物は、名前を押すとプレビューが開き、ダウンロードもできます。プロジェクト・現在の工程・次の工程・依頼者・確認担当者は「関連情報」タブに、依頼の経過は「履歴」タブにあります。

どちらの種類でも、その工程に Agent は置けません。 置きたい作業がある場合は、その前後に工程を分けてください。

種類は、待ち方とは別の設定です。 手作業でも、期限を過ぎれば次の節の設定に従って自動で処理されます。人が作業を終えるまで必ず止めておきたいなら、待ち方の組み合わせも合わせて決めてください(次の 2 節)。

決められるのは指定した人だけ​

確認担当者に指定された人だけが決められます。 これは役割とは別で、オーナーでも、その工程の確認担当者に指定されていなければ決められません。指定されていないオーナーは、確認依頼を見ることはできます。ただし、「Agentが実行」の工程の結果から作られる確認依頼は、原則として、その時点のオーナー全員が担当者になります(設計ガイド)。確認工程でも、確認依頼が作られる時点で、指定された確認担当者が全員メンバーから外れていたときは、その時点のオーナー全員が担当者になります。

候補になるのはプロジェクトのメンバーです。メンバーでない人を担当者にはできないので、決めてほしい人は先にメンバーに加えます。メンバーから外すと、その人は確認担当者からも外れ、決められなくなります(期限超過時の連絡先からも外れます)(誰が何を決められるか)。

複数人を指定できます。 ただし最初の回答で確定します。全員の同意を取る仕組みではないので、合議が必要なら、会議などで決めたうえで 1 人が代表して回答する形にしてください。

有効な確認工程に担当者を指定していないと、実行を始められません。 メンバーから外して担当者がいなくなった工程も同じです。無効にした工程は対象外です。反映の前に「設定を検証」で確かめられます。

画面上の場所 編集 > 中央の図で確認工程を選び、右の「確認の設定」>「基本設定」>「確認の種類」「確認担当者」。メンバーの追加は 設定 タブ >「メンバー」

待たせるか、期限で進めるか​

確認方法で 2 つから選びます。ここが確認工程の意味を変えるところです。

  • 担当者の判断を待つ — 担当者が決めるまで止まります。期限を過ぎたときの動きは、次の節の設定に従います
  • 期限後に自動で進める — 期限までは担当者が決められますが、期限を過ぎると自動で次の工程へ進みます(最終工程なら、その実行が完了します)

選ぶ基準は「決まらなかったときに、進んでよいか」です。 進んでよいなら「期限後に自動で進める」、進んではいけないなら「担当者の判断を待つ」を選びます。

人の回答を必ず得たいなら、「担当者の判断を待つ」と「通知して待ち続ける」を組み合わせます。 この 2 つでないと、期限を過ぎたときに人を通さず動きます。

期限後に自動で進んだものは、承認されたわけではありません。 記録には、人が決めたのではなく期限で処理されたことが残ります。「人が承認した割合」には数えられませんが、「待ち時間の目安」には入ります(記録と指標)。

確認期限は必ず付きます。 時間で指定し、空のままにすると既定の時間が使われます(値は設定値リファレンス)。期限が無い確認は作れません。

期限と、期限を過ぎたときの扱いは、依頼の量と合わせて決めます。 起動への影響は起動ガイドにあります。

期限を過ぎたらどうするか​

「担当者の判断を待つ」を選んだときだけ、期限を過ぎたあとの動きを 4 つから選べます。

  • 通知して待ち続ける — 期限超過を知らせるだけで、そのあとも担当者の回答を受け付けます
  • 自動で進める — 次の工程へ進みます(最終工程なら、その実行が完了します)
  • 自動で差し戻す — 戻り先の工程からやり直します
  • 自動で却下する — その実行を閉じます

既定は「通知して待ち続ける」です。 止めたまま人を待つのが既定の振る舞いだと考えてください。

「期限後に自動で進める」を選んでいるときは、この設定は効きません。 画面でも選べなくなります。期限を過ぎたら進むという指定がすでに済んでいるためです。

確認工程に「行き先の候補」を置いたときも、期限を過ぎても自動では決まりません。 「期限を過ぎたら」は選べなくなり、期限を過ぎたことを知らせて、担当者が行き先を選ぶまで待ちます。「期限後に自動で進める」とは組み合わせられません。

自動で差し戻す・自動で却下するは、人が見ないまま業務が動きます。 選ぶ前に、戻り先の工程がやり直しても差し支えないか、閉じてしまって困らないかを確かめてください。

期限を過ぎたことを、担当者以外にも知らせられます。 メンバーから 1 人を期限超過時の連絡先に指定すると、担当者に加えてその人にも届きます。その人は決められません。 決めるのは担当者だけです。

届くのは「通知して待ち続ける」のときです。 自動で進める・差し戻す・却下する設定では、処理が成り立てば連絡先にも届きません。

画面上の場所 編集 > 中央の図で確認工程を選び、右の「確認の設定」>「基本設定」>「確認方法」「確認期限(時間)」「期限を過ぎたら」「期限超過時の連絡先」

決めたあと、どうなるか​

担当者が選べるのは 3 つです。選んだあとの動きが違います。

  • 次の工程へ進める — 次の工程が動きます。最終工程なら、その実行が完了します(そのときは表示も変わります)
  • 差し戻す — 指定した工程から Agent がやり直します
  • 却下する — その実行を閉じます。Agent はやり直しません

確認工程に「行き先の候補」を置くと、「次の工程へ進める」の代わりに行き先を選んで進めます。 候補は、この工程より後ろの工程から 2〜5 件を、表示名を付けて決めておきます。レーンがあるときは、候補も確認工程と同じレーン(レーンの外では、分岐の前どうし・合流のあとどうし)の工程から選びます。担当者は「行き先を選ぶ」から 1 つを選び、「選んだ行き先へ進める」を押します。選んだ行き先までの間の工程は実行されません(実行記録には「分岐の対象外」と出ます)。候補は、実行を始めたときに有効な工程だけが使われます。有効な候補が 2 件に満たないときは、その確認では行き先を選ばず、ふつうに進めます。

差し戻しと却下には、理由が必要です。 進めるときだけ理由を省けます。差し戻しは加えて戻り先の工程も必要です。差し戻しの理由は Agent に渡り、記録にも残ります。何を直してほしいのかを書いてください。

戻り先に選べるのは、この確認工程より前の、有効な Agent の工程だけです。 確認工程や無効にした工程には戻せません。工程ごとに既定の戻り先を決めておけば、決定のときは、それがこの確認工程より前の工程である場合に使われます。「Agentが実行」の工程の結果から作られた確認依頼では、その工程自身にも戻せます。 戻り先には「この工程をやり直す」と添えられ、差し戻しの上限に達していなければ、それが既定の戻り先になります。レーンがあるときは、戻り先も確認工程と同じレーン(レーンの外では、分岐の前どうし・合流のあとどうし)の工程から選びます。戻せる工程が無いときは「戻せる工程がありません」と出て、差し戻せません。

同じ戻り先へ差し戻せる回数には上限があります。 1 回の実行の中で同じ工程へ差し戻せるのは、既定で 3 回です。担当者の差し戻しも、期限による自動の差し戻しも数えます。確認依頼では戻り先ごとに「差し戻し◯/◯回」と出て、上限に達した戻り先は選べません。どの戻り先も上限に達したら、進めるか却下します。期限による自動の差し戻しが上限に当たったときは、決まらないまま担当者の決定を待ちます。

戻り先の工程に Agent が置かれていないと、そこは飛ばされて次へ進みます。 やり直させたい工程に Agent があるかを確かめてください。

却下は取り消せません。 実行はそこで閉じ、あとから再開することはできません。もう一度やるなら、新しく実行を始めます。

画面上の場所 左の「確認依頼」> 対象を選ぶ > 決定のボタン(最終工程では表示が変わります)。既定の戻り先は 編集 > 中央の図で確認工程を選び、右の「確認の設定」>「基本設定」>「差し戻し先」。行き先の候補は 編集 > 中央の図で確認工程を選び、右の「確認の設定」>「基本設定」>「行き先の候補を使う」。差し戻しの上限は 設定 タブ >「実行ルール」>「実行」>「差し戻しの上限(同じ戻り先への回数)」(変更は次に始まる実行から)

取り違えやすいところ​

ここまでの節をまたいで、区別しておく点をまとめます。

  • 確認工程を置けば操作が止まると思う。 確認工程は工程と工程の間に立つので、前の工程がすでにした操作は取り消されません。止めたい操作は実行ルールで禁じます(実行ルールガイド)
  • 期限による自動処理を、人の判断として数える。 「期限後に自動で進める」で進んだものは、担当者が答えていません。「人が承認した割合」からは除かれますが、「待ち時間の目安」には入ります。 一方、自動で差し戻した・却下したものは、「差し戻し・却下・中断」に入ります(記録と指標)
  • 「あとで人に聞けばよい」と考えて工程を組む。 Agent は実行の途中で人の回答を待ちません。 人に決めてほしいことは、ワークフローなら確認工程として置きます。サイクルでは確認工程を置けないので、対象ごとに保留して人の判断を挟みます(設計ガイド)
  • オーナーなら決められると思う。 決められるのは確認担当者に指定された人だけです。オーナーという役割だけでは決められません(「Agentが実行」の工程の結果から作られる確認依頼だけは、原則としてオーナー全員が担当者になります)
  • 複数人を指定すれば合意が取れると思う。 最初の回答で確定します。 全員の同意を待つ仕組みではありません

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