Project
Project は、Agent と工程を束ねて業務を進める機能です。マーケットプレイス版では、管理者が登録した Agent(登録 Agent)を工程に置いて動かします。ワークフローでは、実行 1 件を案件として、設定と成果物を版で持ち、人が判断する工程で確かめてから先へ進めます。
考え方は SaaS 版と同じです。 このセクションには、マーケットプレイス版で違うことだけを書いています。共通の考え方は SaaS 版の Project を読み、違いは SaaS 版との対応リファレンスで確かめてください。
小さく動かして確かめる
登録 Agent を置いて、最初の案件を通す。
→登録 Agent を使う
置ける条件、工程の設定、Agent に渡るもの。
→SaaS 版との違いを引く
SaaS 版の各ページを、どう読み替えるか。
→共通の仕組みを理解する
工程・確認・記録の考え方は SaaS 版で。
→SaaS 版との主な違い
| SaaS 版 | マーケットプレイス版 | |
|---|---|---|
| 工程に置く Agent | 利用者がプロジェクトで作る(ゴール (指示)・ガードレール・Playbook・Skill) | 管理者が管理画面で登録したコンテナの Agent。プロジェクトでは作らず、中身も変えない |
| ワークフローに置ける条件 | ゴール (指示) があること | 管理者が契約を登録し、認定済みであること |
| 工程ごとに変えるもの | (Agent を直す) | 工程の設定(設定値・接続先・入力ファイルの受け渡し)/環境変数(サイクル) |
| 工程の間の受け渡し | 前の工程の出力が次の工程に渡る | ファイルをつないだときだけ渡る |
| ワークフローの実行 | 「今すぐ実行」 | 「案件を開始」。設定と成果物を版で持つ |
| ワークフローの形 | レーンで分かれ、同時に実行できる | 直列だけ |
| 確認方法 | 担当者の判断を待つ/期限後に自動で進める | 担当者の判断を待つ/外部条件待ち(GitLab の MR のマージ)。期限では決まらない |
| 始め方 | 手動・時間・外部 API・メール | 手動・時間・外部 API(メールは無い) |
| AI で作る・改善案の相談 | ある | ない |
| プロジェクトの記憶 | ある | ない |
| 実行ルール | 基本ルールと禁止操作が実行に効く | 基本ルールで起動の可否を決める(ワークフロー)。外への通信は NetworkPolicy と管理画面の「禁止 URL」で絞る |
Project の構成
プロジェクトには工程があり、工程には登録 Agent を置きます。登録 Agent が何をするかは、コンテナのイメージと、管理者が登録した契約で決まります。人が判断する工程には Agent を置きません。確認担当者が、案件の成果物と設定を見て決めます。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 登録 Agent | 管理者が管理画面の「エージェント設定」で登録した Agent。SDK で作ったコンテナのイメージで動く |
| 契約 | 登録 Agent が受け取る設定値・ファイル・成果物・接続先と、外部への効果・実行上限の取り決め。ワークフローで使う Agent にだけある |
| 認定 | 契約に、試験で確かめた SDK 版・adapter 版・image digest・試験結果・使える実行ルールがそろっていること。認定済みの Agent だけをワークフローに置ける |
| 工程の設定 | ワークフローの配置ごとに、契約の範囲で決める設定値・接続先・入力ファイルの受け渡し |
| 案件 | 登録 Agent を置いたワークフローの実行 1 件。設定と成果物を版で持つ |
| 外部条件待ち | 外部サービスの状態(GitLab の MR のマージ)で次の工程へ進める確認方法 |
ほかの言葉(工程・配置・確認工程・実行記録・実行ルール・台帳)は SaaS 版と同じです(Project の構成)。
使い方の順序
Agent を登録する
エージェント設定で登録し、ワークフローで使うなら契約と認定を入れる。
通信を許可する
Agent が外部を使うなら、宛先を許可する。
工程に置く
登録 Agent を置き、工程の設定を入れる。
案件を進める
案件を開始し、確認工程で版を見て進める。
記録を見る
実行記録と指標で、直すところを選ぶ。
それぞれの段階で読む場所です。
- Agent を登録する — 設定ガイド(管理者)、ワークフローガイド(Agent の開発者)
- 通信を許可する — 実行ルールと通信ガイド
- 工程に置く — エージェントガイド、業務の分け方は SaaS 版の設計ガイド
- 案件を進める — 案件ガイド、確認ガイド、起動ガイド
- 記録を見る — 記録ガイド
画面の場所
プロジェクトの画面のタブは SaaS 版と同じです(概要・実行履歴・ワークフロー履歴・設定)。マーケットプレイス版では、次が違います。
| 場所 | 違い |
|---|---|
| プロジェクトの一覧の上部 | 「Agent」のタブがありません(ホーム・プロジェクト・全体集計) |
| 編集画面の「Agent追加」 | 登録 Agent の一覧に切り替わります |
| プロジェクトの画面の上部 | 登録 Agent を置いたワークフローでは、「今すぐ実行」の代わりに「案件を開始」 |
| ワークフロー履歴・実行記録 | 「案件の詳細」から案件の画面(進行・設定・ファイル・記録)へ |
| 設定 > トリガーと通知(サイクルでは「トリガー」) | メールで起動がありません |
| 設定 > 連携先 | 「外部条件待ちのWebhook秘密鍵」があります(ワークフロー) |
プロジェクトは、外部 API からも使えます。 呼べるのは、サービスアカウントのトークンで呼ぶ口だけです(API リファレンス)。
クイックスタート
ガイド
- エージェントガイド — 置ける Agent、工程の設定と環境変数、Agent に渡るもの
- 案件ガイド — 案件の開始、設定と成果物の版、中断
- 確認ガイド — 期限で決まらないこと、外部条件待ち
- 起動ガイド — 始め方の違い、サイクルの巡回と Webhook、うまくいかなかったとき
- 実行ルールと通信ガイド — 実行ルールが効く範囲、外への通信の絞り方
- 記録ガイド — 実行環境のイメージ、未計測の結果、起動できなかった理由
リファレンス
- SaaS 版との対応リファレンス — SaaS 版の各ページ・節の読み替え
- 設定値リファレンス — マーケットプレイス版で決まっている値
- 用語リファレンス — マーケットプレイス版にだけ出てくる言葉