記録ガイド
実行記録と指標の読み方は SaaS 版と同じです(記録ガイド・記録と指標)。このページは、マーケットプレイス版で違う点をまとめます。
1 回の実行を読む
実行記録には、SaaS 版の項目に加えて「実行環境のイメージ」が出ます(「実行情報」の「実行時の設定」)。その実行で動いた登録 Agent のコンテナのイメージです。ワークフローでは管理者が認定した image digest(sha256:…)が、サイクルではレジストリ・イメージ名・タグが出ます。
ワークフローの実行記録やワークフロー履歴からは、「案件の詳細」で案件の画面を開けます。設定と成果物の版は、案件の画面で見ます(案件ガイド)。
見出しの「現在の設定を見る」で出るものは、SaaS 版と違います。 契約が登録されていて読み取れる登録 Agent では、契約の要約(「外部への効果」と実行上限・「ファイル」・「出力」・「接続先」)が出ます。契約が無い、または読み取れない Agent(サイクルにだけ置く会話の Agent など)では、「この情報は現在利用できません」と出ます。どちらも「Agent を編集」は出ません。
起動できなかったとき
登録 Agent が起動できなかったときは、実行記録に理由が出ます。よく出る理由と直すところです。
| 理由 | 直すところ |
|---|---|
| Agentがこのプロジェクトの実行ルールに未対応 | プロジェクトの基本ルールと、Agent の「使える実行ルール」を見比べる(実行ルールと通信ガイド) |
| Agentの認定情報が不足 | 管理者が、Agent の認定を登録し直す |
| Agentの契約が不正 | 管理者が、Agent の契約を直す |
| 工程で選んだ連携先が使用不可 | オーナーが、工程の設定の接続先と、設定の連携先を確かめる |
| 連携先の承認済みの版が変更または不明 | 連携先の設定が変わった。オーナーが工程の設定の接続先を選び直す |
| 連携先の資格情報が無いか無効 | 連携先を接続し直す |
| 実行するAgentのイメージの特定に失敗 | 管理者が、Agent のイメージの設定(レジストリ・イメージ名)を確かめる(主にサイクル) |
| 管理者が設定した環境変数と重複 | 管理者が、Agent の環境変数から基盤が決める名前を外す(サイクル) |
| 工程の環境変数に使えない名前を指定 | オーナーが、その工程の環境変数から使えない名前を削除する(サイクル) |
サイクルの結果「実行終了 (完遂は未計測)」
サイクルの登録 Agent は、処理を終えて正常に終了しても、仕事を果たしたかどうかを基盤は判断できません。 そのような実行の結果は「実行終了 (完遂は未計測)」になります。
- 成功にも失敗にも数えません。 Agent の完遂率などの指標の母数に入りません。概要の指標には「完遂は未計測」の件数が別に出ます
- 実行履歴の結果の絞り込みに「実行終了 (完遂は未計測)」があります
- 実行が何をしたかは、その実行の会話で確かめます
Agent が完遂したかを報告する作りになっていれば(SDK の report_completion)、SaaS 版と同じ 7 つの結果で記録されます。作り方ははじめてのエージェントにあります。
Agent のプロセスが異常に終わったとき、Pod が消えたとき、実行上限を過ぎたときは、Agent の報告があっても使わず、失敗・時間切れとして記録します。
サイクルの実行を止める
動いているサイクルの実行は、その実行記録の「停止する」で止められます。オーナーだけに出ます。起動を待っている実行と、動いている実行に使えます。
会話の画面の停止では、サイクルの実行は止まりません。 実行記録の「停止する」を使ってください。
指標の数え方
指標の数え方は SaaS 版と同じです(実行結果リファレンス)。母数になるのは、ワークフローでは工程に置いた登録 Agent の実行(確認工程や通過した工程は除く)、サイクルでは巡回の実行です。「実行終了 (完遂は未計測)」は母数に入りません。
記録 (証跡)
記録 (証跡) には、SaaS 版の出来事に加えて「案件設定の変更」が残ります。案件の設定を新しい版にしたときの記録です。改善案の相談・メール・レーンに関する出来事は、マーケットプレイス版にはありません。
実績から見直す
SaaS 版の記録ガイドの「実績から見直す」のうち、AI に改善案を相談して実施する機能はありません。 見直すときは、実行記録と確認の実績を読み、次のように直す場所を選びます。
| 見えたもの | 直すところ |
|---|---|
| 工程の設定の値が合っていない | オーナーが工程の設定を直す |
| 確認で毎回同じ直しをしている | 管理者に契約の標準値を、開発者に Agent の作りを相談する |
| 失敗・時間切れが続く | 開発者に Agent の作りと実行上限を、運用する人に通信の許可を確かめてもらう(実行ルールと通信ガイド) |
| 「ルールにより実行不可」が続く | プロジェクトの基本ルールと、Agent の「使える実行ルール」を見比べる |