起動ガイド
起動の考え方は SaaS 版と同じです(起動ガイド)。このページは、マーケットプレイス版で違う点をまとめます。
型ごとに使えるもの
| ワークフロー | サイクル | |
|---|---|---|
| 手動で始める | 「案件を開始」(オーナーだけ) | できません |
| 決めた時刻に始める | 時間トリガー。開始のときに設定値を渡せません | 巡回の周期を配置ごとに決めます |
| 外部から始める | 外部 API(サービスアカウントのトークン)。開始のときに設定値を渡せません | 外部 API で Webhook トリガーを呼びます(先に登録) |
| メールで始める | できません | できません |
ワークフローを始める
画面から始めるときは「案件を開始」を使います。 配置ごとの設定値・接続先・指示ファイルを、その案件のために入れられます(案件ガイド)。
時間トリガーと外部 API から始めた案件には、開始のときに値を渡せません。 各 Agent の設定値は、契約の標準値に工程の設定を重ねたものになります。外部 API に本文を付けても無視されます。
必須の設定値・接続先・入力ファイルが工程の設定だけでそろっていないと、その案件は始まりません。
- 時間トリガーでは、その回は始まらず、次の予定の時刻へ進みます
- 外部 API では、エラーが返ります
時間トリガーや外部 API で動かすなら、必須の値はすべて工程の設定に入れておいてください(エージェントガイド)。
外部 API の呼び方はマーケットプレイス版の API リファレンスにあります。人のトークンでは呼べません。 管理画面で作ったサービスアカウントのトークンを使います。サービスアカウントは、この環境のすべてのプロジェクトを操作できます。
サイクルを回す
巡回の周期の決め方は SaaS 版と同じです。マーケットプレイス版では、次の点が決まっています。
- 同じ配置が実行中のあいだに来た回は見送ります。 積み上げて、あとからまとめて動かすことはしません
- 予定から 5 分を過ぎた回は、見送りとして 1 件だけ残し、次の予定へ進みます。 環境が止まっていた間の回を、あとから全部動かすことはしません
- 同じ配置の前の実行が終わってから 60 秒は、次の巡回を見送ります。 Webhook の呼び出しは、60 秒待ってから起動します
- 同じ配置に起動を待っている Webhook の呼び出しがあるあいだも、巡回は見送ります
Agent が処理のあとに終了しないと、その配置の次の回がずっと見送られます。 見送りが続くときは、Agent の開発者に終了の作りを確かめてもらってください(はじめてのエージェント)。
Webhook で動かす(サイクル)
Webhook トリガーの登録の仕方は SaaS 版と同じです。受けた呼び出しの扱いが違います。
- 呼び出しをまとめません。 受けた呼び出しは、同じ配置に 1 件ずつ順に渡します。呼び出しの回数と実行の回数は同じです
- 配置ごとの待ちは 20 件までです。超えると
429 queue_fullが返ります - 受け付けてから 24 時間たっても起動できなかった呼び出しは、起動しません
Webhook トリガーを削除・無効化したり、起動する配置を付け替えたり、配置の環境変数を変えたり、プロジェクトを一時停止したりすると、まだ起動していない呼び出しも無効になります(削除の確認に「受付を待っている起動の要求も無効になります。」と出ます)。一時停止中に呼ぶと 409 で断られます。
うまくいかなかったとき
SaaS 版の「結果の扱い」(ルールにより実行できない場合・Agent の報告による失敗のとき)はありません。 登録 Agent の工程は、終わり方ごとに次の決まった扱いで動きます(ワークフロー)。
| 終わり方 | 扱い |
|---|---|
| 完了・対象なしの省略 | 次の工程へ進む |
| 未完遂・停止 | 自動ではやり直さず、確認依頼を作る(同じ工程への差し戻しを選べる) |
| ルールにより実行不可・そのほかの省略 | 確認依頼を作る |
| 失敗・時間切れ(何が起きたかが分かっていて、外部への効果が「読み取りのみ」か「書き込み (再送しても同じ結果)」) | 自動でやり直します。 やり直しの回数を使い切ると、案件は失敗で閉じます |
| 失敗・時間切れ(外部への効果が「書き込み (再送で重複しうる)」) | 二重に書き込まないように、自動ではやり直さず、確認依頼を作る |
| 何が起きたか分からない終わり方 | 外部への効果の種類にかかわらず、自動ではやり直さず、確認依頼を作る |
-
自動でやり直すのは、プロジェクトの「工程ごとの再試行回数」と 2 回の、少ないほうの回数までです
-
「何が起きたか分からない終わり方」には、Agent のプロセスが異常に終わった、Pod が消えた、結果を受け取りきれなかった、契約の実行上限で打ち切られた(既定 900 秒)ときが入ります。実行上限による時間切れは、自動ではやり直しません
-
起動の前に実行ルールを読めなかったとき(存在しない連携先を指す禁止操作があるときなど)は、少しおいて照合し直し、回数を使い切ると確認依頼を作ります
止める・再開する
SaaS 版と同じく、プロジェクトの一時停止で、新しく始まる実行をすべて止められます。マーケットプレイス版では、次の止め方が加わります。
| 止めたいもの | 止め方 |
|---|---|
| 動いている案件(ワークフロー) | 案件の画面の「案件を中断する」(オーナーだけ)。案件ガイド |
| 動いているサイクルの 1 回の実行 | その実行の実行記録の「停止する」(オーナーだけ) |
取り違えやすいところ
- 時間トリガーや外部 API でも、案件の設定を入れられると思う。 入れられるのは「案件を開始」からだけです。ほかの始め方では、工程の設定の値で動きます
- 時間トリガーの時刻には必ず始まると思う。 必須の値が足りない、同時に進められる数(3 件)に達している、などのときは、その回は始まらず、取り戻されません
- サイクルの Webhook はまとめて 1 回になると思う。 マーケットプレイス版では、1 件ずつ順に動きます
- 期限で確認が進むと思う。 進みません(確認ガイド)
- メールで起動できると思う。 マーケットプレイス版にはありません